問題点があるとしたら大きく２点です。

１点目は移設した後の壁をどうするか。穴が空きっぱなしはいけないと思いますので、隠ぺい処理が必要です。電気工事屋はリフォーム屋ではないため壁の隠ぺい処理（ボードを貼って穴をふさいだり、クロスを貼るなどして元の状態に戻す事）は苦手です。コンセントを外したり、別の場所を検討することはできますので、そのあとのリフォームについてはお客様が別の会社を手配していただく運びになります。

２点目は移設する場合、場所によっては壁、床下、天井で隠ぺい配線ができるか、どこから電線を引っ張ってくるか等の検討が必要です。正直に申しますと場合によっては露出配線になる事もあり、露出配線は大概のお客様は嫌がられます。新しくコンセントを作るという事自体は電気工事屋にとっては簡単ですが、お客様にとっては意外と想像と違っていたという事もよくあることです。

きちんと事前にお打合せさせていただくのが大事です。

ごくごく普通のコンセントで、容量不足がない場合、約１時間程度で作業は終了します。もし施工にうかがった際、例えば特殊な配線をしている等のアクシデントがあった場合はその日のうちに解決しない可能性もございます。その場合、部品調達に時間がかかれば後日になりますので、その日のうちに作業が終わるかどうかはコンセントをはぐってみないと分からないという事をご了承ください。